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今年はよい年になりますよ。。

毎年、大晦日から新年に替わる時刻、我が家では地域のお寺に除夜の鐘をつかせていただきに出かける。そうして、鐘をついた後はその足で神社に参詣に出かける。これはここ数年変わらない。

実は昨年の暮れ(正確には一昨年の暮れ)にお寺に出かけたときには、どうしたことかお寺が鐘つきを行っておらず、肩透かしされた気分で帰ってきたので「今年はどうだろうか?」と心配しながら雪の降り出した夜道を出かけた。近づくにつれ、特徴のある低い鐘の音が聞こえてきて、ぱらぱらと帰る人たちが居たのでほっとして、道を急いだ。

寺に着いたときには他に訪問客はおらず、私と子供だけで鐘楼に登った。「よろしくおねがいします。」とつげて、鐘を突かせていただく。鐘の傍できく音は耳の奥底に響き、雪のぱらぱらという音が掻き消される。しみじみと鐘の音に聞き入る。至極の時間。

「今何回ですか?」「これで97回です」「もうですか?これは、誰も来なければ私たちが最後までお付き合いしてしまいそうですね。」そういいながら、何度も何度も相伴させていただいた。

そろそろ108回になろうというときに、ご住職が階上にあがってこられた。
「最後はご住職が突かれるんですね。」「いや、住職は終いの鐘をうちます。」「終いの鐘ですか?108回目のことじゃなくてですか?」「そうです、実は除夜の鐘は開始と終了と、108回とは別に突きます。だから、正確には108回じゃないんですよ。」「そうなんですか、それは初めて知りました。」

そうして108回目をつきおわった後にご住職がお経を唱えられた。「なんまんだぶ、なんまんだぶ。。」
そうして続けざまにゴーンゴーンと終いの鐘を打たれた。

その場に居た全員が手を合わせ、無事に新年を迎えられたことを静かに祝った。

「今日はありがとうございました。最後の鐘をつかせていただいて、本当にありがたいことです。」
「いや、ホントウに、今年はいいことがありますよ。気をつけてお帰りください。」
「ありがとうございます、ではよいお年を。」

こうして私たちは初めての体験に十分満足しながら、神社に向かった。神社でひいたおみくじは「吉」であったが、もうすでにいいことがあったのだから、吉で十分縁起がいいことだと思いながら帰路に着いた。

帰りはもう雪は途切れて、雲間から微かに星空がのぞいていた。

「あけましておめでとうございます、みなさまにも今年がよい年でありますように。。」
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