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今アメリカにできること

日本で震災の3.11半年。アメリカではテロの9.11から10年。

いろいろなところで特番が組まれていますが、特に気になるのが、テロからの10年の話題です。

ブッシュ大統領が「目には目を」の政策を打ち出し、一時期愛国心からそれにのっかった形のアメリカですが、その後の2つの戦いで、アメリカは国も人も疲弊してしまったようです。日本もアメリカの行動を小泉首相が支持しました。そして、イラクへ自衛隊も派遣されました。でも、決定的に違うのは、結局のところ、自衛隊は最後まで武器を使わなかったというところでしょう。使わなくて済んだのは、代わりに守ってくれた他国の軍隊があったからです。灼熱の太陽の下で、地元の人と一緒になってインフラを整備した自衛隊員は、撤退の時には感謝されていたようです。でも、フセイン政権を倒して自由を与えたはずのアメリカは結局のところ、イラク国内では人々に悪者としか思われませんでした。アフガニスタンでもそうです。

利権は沢山あると思いますが、アメリカの「正義」への純粋な希求は、アメリカという国の他国にない、無邪気な特徴だと思います。でも、「あちらをとるか、こちらをとるか。」「勝つか、負けるか」といった、2つの選択では分けられない、といったことがわかり始めた今、アメリカは傷だけが深く、国内でも、人種差別や、不況による格差、攻め入られたことのない、安住の国土を失い、テロにおびえています。何度も戦場に派遣された兵士はPTSDに冒され、命を絶つ兵士も少なくないと聞きます。

戦後65年。このころになってようやくテレビで取り上げられるようになった第2次世界大戦のことを語る高齢の元日本軍兵士の話をきくと、ある人はいままで鍬をもって畑を耕していた手で人を傷つけ、そしてそうしなければ自分が殺されるという恐怖を体験し、人生の最後まで深く傷ついている様子でした。アメリカから出征していく兵士たちも、いつもはその手で鍛冶をしているかもしれず、勉学に励むペンを走らせていたかもしれず、或いはわが子を抱きしめていた手かも知れないと思うと、何人でもその想いは変わらないのだと思います。

人を傷つけるということは、自分も同じように傷つく。

戦争がすっかり嫌になってしまった日本人ですが、これまでよそに出かけていって、銃撃戦でもしなくて済むのはどういう理由であっても、守ってくれていたアメリカ軍、あるいは他国の兵士たちがいたからだと思います。私たちは徴兵制もなく、志願して自衛官になることはあっても、それが即戦場と結びつくものではありません。こんな、外交的には危険な場所にある日本が今まで直接戦争をせずに、経済や文化にのめりこめていたのも、日本国民の資質だけでなく、外的要因を排除してくれる存在があったからです。基地があることで国内でも多くの問題はありますが、まず、人が人を傷つけるために外地に赴くことがなくて済んだことをありがたいと思いたい。

震災で傷つき、景気もよくなく、政府の借金も恥ずかしいくらい多い日本ですが、今、日本国民として、何かアメリカ国民にしてあげられることは何かないのかなぁ、と、最近は毎日のように思っています。

それは、きっと、一緒に戦うことでなくて、もっと違う次元のことなのではないのか、という、予感はしています。
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