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触受:「境界の町で」

あー、久しぶりに「むさぼり読む」という快感を得た。
岡映里さんの「境界の町で」。

きっかけはなぜか新聞のオススメ本。
あんまり普段そいうの見ないのに。

ふと気になって、ちょっと時間を得て、やっぱり読んだ。

この方(岡映里さん)、超、正直者よね。
自分をごまかせない人。
福島に行った動機も「初めは興味本位だった」って。
スクープほしかった、たとえば9・11とか、あぁいう場所になんで自分はいなかったのか。
それが福島だと日本語も通じるし、手に入りそうだったからって。

でも、その正直さ、自分の気持ちをごまかせない彼女だから、たとえばそれは
彼女の経験した一部の福島だとしても、そこに事実があるとわかる。
私小説のようなノンフィクション。
自分をさらけ出さないと人のことも書けない。
そこには福島で生きてる人の日常があって、なんだかほっとした。
画一化されていない福島があって初めて実感できる。

そして福島であって、自分の物語がそこにあった。

岡さんは、双極性障害(躁鬱症)になっていた。
でもそこから彼女は今は立ち直っている。
病気のことも全て包み隠さず、今でもブログで発信し続けている。

http://www.okimhome.com/about (←今のブログ)
http://erioka.blogspot.jp/  (←前のブログ)

私はこのブログ、タダで読めるの本当にもったいない気がしている。
彼女の正直さにほっとする。
そういう読者も多く居ると思う。

「境界の町で」。 もし心が疲れたら読んでみてください。

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