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「外交というスタイルの戦争」

衝撃だった若林敬氏のNHK特番の反響は大きく、一週間たった今、ネットで検索すると、沢山のブログにこの特番のことがかかれていた。

ブログの中にはただの要約で終わり、何の感想らしきものがかかれていないものから、NHKよかった、というもの、或いは、普天間基地の件が決定されることになっていた5月末より前に放映されればよかったという意見が多かった。中には密約の詳細、沖縄の現状、行ってきた政治といったものを書いているものもあった。しかしそれは沖縄と基地問題をでない。

私は実はそれらに不満足だった。私の得たい回答や、同意する意見、或いは参考になりそうなものがなかったからだ。

私は二つのことが知りたかった。
一つは、これだけ基地問題が取り上げられていて、一体全体、沖縄に従軍している兵士はどのような気持ちでいるのだろう、或いは普段彼らは日本に駐留していることをどのように考えているのだろうかということ。これにはNews week誌がある程度の実情のようなものをシリーズで掲載していた。彼らの従軍の動機は大きくわければ2つある。
一つは9.11テロのあと、モラトリアム(反動)的に祖国を守りたい、テロとの戦いに自らの意義を見つけたといった若者たち。もう一つはほとんどが経済的な理由だ。大学での奨学金が返しきれない、自分のやりたいことをするために資金をためたい。生活が成り立たないから。そして、海外で生活したいという理由。これらが海兵隊にいる、ごくふつうの若者たちであり、特に特殊に残虐な人たちがいるわけではない。
また彼らは自分たちの駐留意義とか、そのような政治的な思想を持つことを避けている。それは大統領がすべての指揮権を握り、すべての命令に背くことを許されない軍人たちが自分たちが個々で公に発言することは軍を壊すことにつながりかねないから。「おれたちはやりたくないことをやる訓練を受けている。大統領がそれを正しく使ってくれることを願っている」といった将校の言葉がすべてだとおもった。また、軍人たちは、沖縄をすばらしいところだとは思っている。基本的に人々が親切と思うところは私たち本土の人間が沖縄に行って感じるところと同じらしい。過剰にマスコミが騒がなければ、きっと彼らにとって沖縄はよい赴任地なのだろう。
気になるところは「有事の際に米軍は日本を守る気があるのか?」というところだと思うが、彼らにはただ命令しかなく、そのように命令されれば守るし、他にもっと重要な任務があれば、命令が下った方に行く、そういうことだ。つまりは沖縄でなんとか話がつくものでなくて、頭は米国本土のワシントンで世界中にある長い手足を動かしているだけのことなのだ。

二つ目は、外交について。
若林は友人とも思っていたアメリカサイドの交渉相手によって、完全に欺かれていた。彼らは友人であるまえに、国益を最大限にするように指令を受けた公人なのだ。相手の立場とかを考えるのは、自分に都合がよいように相手に動いてもらいたいからだと理解しなくてはいけない。外交に同情はない。外交とは刀を使わない戦争だと思った。誰ものブログに書いていないのは、日本の未来だった。私たちはどうすべきか?>日本は武力による紛争の解決を自衛権のみ残して放棄している。そんな国でも実はずっと戦争に巻き込まれて、刀によらない方法で血を流させられてきていた。それを今回は決定的に痛感した。外交に明るいというのは決して英語が話せることではなく、どうやって相手の手の内や、目的を世界あるいは相手の国内、文化、経済、歴史から読みとり、複雑に絡む国と国の糸を解きほぐし自国に有利になるようなこたえを見つけるか、それに尽きると思った。確実な情報、正しく分析する力、遂行する勇気。それらのすべてが外交という戦争に勝つ力だと思う。

日本はずっと血を流してきた。政治の無能さは見えない内出血を日本国民に流させておきながら、だれも結果責任をとろうとしてこなかった。若林氏が言った「結果責任」という言葉は本当に重い言葉だと思う。今こそ、政治に責任をとってもらい、日本として、個々が流した努力が無にならないよう、外交という戦争に全力を尽くしてほしい。これは沖縄や、基地といった限定ではない。産業用の商品のうりこみから、エネルギー問題から、文化の紹介、領土問題、日本人の地位の確保といった、世界につながる問題すべてに通ずる、大きな長期的な戦略を、日本の国益を最大限にするよう、今後の結果責任を政治に求めたい。

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