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直島・地中美術館あたりから。(上)

訳あって岡山に子供と旅行に行きました。

なんて書くと「なんだ?」と思いますが、ただ単に子供の「課題」を完成するために「有名な建築家の作品を見学する」必要があったのです。

地元でいえば、私も好きな「磯崎新」氏の北九州市立美術館があります、デスノートにも出てきた有名な建築物で愛着がありますが、今まで何度となく訪れており、またその機会もあるだろうから、これを機会に一度安藤忠雄氏の建築物を実際に見たかったのです。

安藤忠雄氏のことを興味を持って知ったのは昨年11月に放映されたTV番組の「アナザースカイ」。彼の原点というべき「世界放浪旅行」の話に感銘を受けました。若いある日、一人で世界を旅する。自分がどこに向かうのか?どこにたどり着こうとしているのか?そんなことはわからない中でただ勇気とやる気にあふれた、勇猛な一人の若者を思い、心が震えました。若さゆえに無茶をし、でも心はどこまでも高揚する、いつか私も感じたあの瞬間を思い出すからです。

「今の若者は現場を見ないね。」

彼の言葉には重みがあります。何度となく現場に足を運ぶ。図面からは見えない、空気や感触。いかに3Dでバーチャル表現できるようになったからといって、そこに行かなければ絶対にわからないことがある。場所と対話する、とでも言ったらいいのでしょうか?

そんな言葉を彷彿とさせるのが「直島」の「地中美術館」です。
私自身、旅から帰ってきてまだ、あの美術館とはなんだったのか?自分の感情を捉えきれていません。たぶん、場所が彼らを選び、建物を選び、そして調和していった・・・そんな感じがします。いくつもの異なる図形が異なる角度で絶妙に交じり合い、空間に物体や人を飲み込んでいく、そういう感じ。

フェリーで島を渡るとき、海岸線に見える島はどちらかというとアメリカの不毛地帯のようにごつごつとした岩肌で、赤くそして黄色い土が海辺にまで注いでいました。豊かとはいえない、鉱物的な山。この島の北側にはまさにそれにふさわしく「三菱マテリアル」の鉱物精製工場があり、大型タンカーが島にぶつかるように垂直に停泊していました。

DSCF1637.jpg



それらの低い山々は南側の港に着くころには丘陵へと変わり穏やかに木々をまとって、人と共生するに適度な環境となっていました。地中美術館は一般人が他力で行く一番遠くにあります。反対周りをしようと思えば、一時間以上徒歩で行かなくてはならないでしょう。そんな端にある美術館はパンフレットなどの資料でしか外からの遠景を見ることができません。そして内部は自分の眼で見るしか方法はないのです。心に留めておくか、あるいはパンフレットに挿入された画像から、自分のみた風景や印象全体をつなげるしかないのです。

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