スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

染井吉野は花魁のうつくしさ

春爛漫。

そんな言葉がまさにぴったりな季節ですね。白いモクレン、黄色い菜の花。

その中でもやはり桜は何にも代えがたい存在ですね。

今や「花見」といえば桜ですが、ずっと昔は「梅の花」を見るのが一般的だったようですね。
でもいつの間にか日本人の持つ「はかなさ」への憧憬が桜の美しさへひきつけられていったのでしょう。

DSC00209-1.jpg


かくいう私も川岸で桜の樹によりかかって、風に揺れる桜並木を見ながら花見酒をしていました。

ソメイヨシノは実を付けない。鳥に蜜を与えても、自らの生殖には寄与しない。
風に花びらを乗せてもなにもならない。

ソメイヨシノは江戸時代に日本人が美しさを求めて作り出した人工の花。
どこかの国が「うちが起源」と言っても、増えるのはただ接ぎ木によって人の手で増えるだけ。
日本中のすべてのソメイヨシノがクローンの桜。
だから、シンクロしたような美しさなのかも。

ソメイヨシノが種を継続させるには、人が植えて増やすしかない。
だから・・人間に愛してもらわなければ絶えてしまう。

そう考えるとソメイヨシノのひとひら、ひとひらの花びらが
「ね、わたし、綺麗でしょ。見て見て。きれいでしょ。」
と一生懸命に訴えかけてる気がして、哀しくなってきた。

人に健気に仕える、人によって創られた染井吉野。まるで花魁のような妖艶さを持つ花。

「きれいだよ、ほんとうに、きれいだよ。」

私は樹をそっとさすりながら、気が付くと無意識にも涙を流していた。

コメント

非公開コメント

プロフィール

Jeylynx

Author:Jeylynx
FC2ブログへようこそ!

最近の記事
ANA”旅感”
最近のコメント
月別アーカイブ
最近のトラックバック
カテゴリー
ブログ内検索
RSSフィード
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。